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小久江峻
avex art agency projectより小久江峻さんの紹介です。
 
1993年生まれ、2018年東京藝術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業、2020年 同大学Diversity on the Arts Project 修了。
藝術家、画家。紙芝居ユニット「また来てうらめしや」や、藝術、福祉、医療など垣根を超え、人の生きる力を追求する研究グループ「Colere Ars」代表としても活動中。
2020年10月17日より始まる、さいたま国際芸術祭に参加します。
 
小久江との出会いは、茨城県北部で私がディレクションを行うアーティスト・イン・レジデンス施設であった。毎日毎日、絵具を塗りたくった巨大なキャンパス画面に向かって、布を叩き続けていた。絵を描き始めてから捨てたことがない、捨てられたことがない、というその布は、レジデンス期間のたった数か月でも凄い量になっていた。そうして、叩きつけられた画面は不思議な色の深みを帯びた絵画となっていた。
また、ディレクションした芸術祭でお願いしたワークショップでは、植物や果物から色素を抽出する絵具づくりから始め、凧作りを実施した。子供たちと夜の校庭で自作の凧をあげる試みは非常に喜ばれたようだった。
その時点では、私には、紙芝居を行い、夜な夜なバンバンと音を立てながら絵を描き、凧を作る彼の活動に全く関連が見つけられなかった。器用な人だと思っていた。そこからDiversity on the Arts Projectを履修していること、今回のさいたま国際芸術祭の展示内容を聞き、彼の作家活動が何であるか、少しずつ見つけられるようになってきた気がする。
生きているということ、生き続けるということ。自身が創作し、他人にも創作する体験を提供すること。まずは小久江自身が生きている実感を持ち、またそれを他人にも伝えることができればという希望も添えられた、言語を用いないコミュニケーションなのである。
avex art agency project
 
アーティストステートメント
今私が生きていると感じるのは、心を持ってるからでもあり、身体を持っているからでもあります。そしてその二つを持ち、暮らしが続いていく中で、私たちは生きています。
心と身体、そして暮らし。この3つの領域が重なり合うところに「生きている実感」の在り処があると感じるのです。
絵画では「呼吸」や「まなざし」など、目に見えないけれど確かにあるものをモチーフに油彩で平面作品を制作しています。「綿」を描画材として使う事で、柔らかい筆触により像が飽和し、生きている感触を空気のように漂わせることを試みています。

今回のさいたま国際芸術祭2020「父が見ていた未来のまなざし -浦和に寄り添う写真と絵画展-」では、かつて写真館「STUDIO 45」を経営していた文彦さんの意思を娘である文さんが継ぎ、新たなアートの拠点になっていく過程を追った展示となります。
スタジオに充満する文彦さんの「まなざし」を絵画により可視化することによって、文さんとお父様との止まっていた時間が動き出します。家族とスタジオの歴史を巡って、一つの人間ドラマが浮かび上がります。

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概要:さいたま国際芸術祭2020
展示名:「父が見ていた未来のまなざし -浦和に寄り添う写真と絵画展 -」
会期:2020年10月17日 (土) -11月15日 (日)(土日のみ開場)
時間:13:00-19:00
休廊日: 月-金
住所: 埼玉県さいたま市浦和区高砂4-3-1
アクセス:JR浦和駅より徒歩10分、埼京線中浦和駅より徒歩15分

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